Welfare Design Contest
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第5回 Welfare Design Contest 表彰式

応募総数139作品を、「1.新規性 2.デザイン性 3.ユーザビリティ 4.安全性 5.プレゼンテーション」の5つの観点から審査した結果、10作品が選出され、3月17日(土)に東京都新宿区にある国立国際医療研究センター病院ご協力の下、院内のアトリウム・ホールにて表彰式および展示(2018年3月17日(土)~ 2018年3月30日(金)夕方まで)を行いました。
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主催者挨拶
(医療ネットワーク支援センター理事長 人見 祐)
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試作品を持参してくれた受賞者もいました
(部門賞を受賞した「藍杖」 東洋大学 中谷さん)
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審査員から各作品の講評が語られました
(芝浦工業大学 デザイン工学科 吉武教授)
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最優秀賞を受賞した「Plumage」長谷川さんには
審査員長から賞金と副賞が授与されました
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審査員長の日本大学 青木教授に今年度の
コンテストについて総評していただきました
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受賞者の皆さま。
遠方からお越しくださった方ももいました
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受賞者の皆さんと審査員で記念撮影
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表彰式後の懇親会では、受賞者と審査員を交え、
​将来の夢などを語り交流を図りました 

審査委員総評

第5回目となる今回は昨年の1.6倍、139点の応募作品が集まりました。コンテストも5回目となり、色々なアイデアが出てきて非常に充実してきました。
最優受賞の「Plumage」をはじめ、応募作品が全体的にとても明るく、前向きなデザインが多かったように思います。不自由なことや障がいがあることを隠したり回避したりするのではなく、積極的に取り入れて、より美しく、活気あるように新たに再解釈するアイデアが見られました。受賞作品はそれぞれターゲットが明確で、コンセプトも分かりやすく、使う側がどう使うのかがとても分かりやすいプレゼンテーションでした。また、惜しくも選外となった作品の中にも良いアイデアが色々とありました。
良いアイデアは特別なところにあるとは限りません。日常生活の中、たくさんの情報が溢れる中で、いかに正しく且つ有効な情報を提供できるかを考えたり、今まで気づかなかった問題に新しい角度から考えアプローチした時に、本当に必要な情報、モノ、コトは見つかるでしょう。それをユーザーの立場から考え抜くことが、良いアイデアを発見する第一歩になるでしょう。
​まだまだ潜在している様々な課題に多方面から取り組み、豊かなアイデアが生まれることを今後も期待しています。

第5回 Welfare Design Contest 受賞作品

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最優秀賞 「Plumage」
[アクテイブライフ部門]
会社員 長谷川 福門

花嫁姿をより美しく魅せる新しい車椅子
ユーザーが明確で、下肢に障がいがある花嫁を美しく演出するモノとして、提供する価値が高く、プレゼンテーションの表現力も全応募作品の中でずば抜けていました。移動を補助する手段としての既存の車椅子の概念を越え、車椅子にドレス姿を引き立たせる高いデザイン性を付加し、細かい所にまで花嫁に配慮した素晴らしい作品でした。
​長時間の座位と立位を保持できる現実的な設計をさらに考えていく必要はあるものの、総合的に完成度が高く、満場一致で最優秀賞に選ばれました。
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部門賞【アクティブライフ部門】 「藍杖」
東洋大学 中谷 明彦

立ち止まった時の自由度を高めたクリエイティブな松葉杖
既存の松葉杖とは差別化の図られたアイデアの斬新さに注目が集まりました。鞄を開ける、スマホをいじる、お財布を出し支払いをする等、立ち止まって動作する時に松葉杖が体から離れて倒れない仕組みと、動作の自由度を両立させたアイデアと、実際試作品を作り分かりやすくプレゼンテーションした点も評価されました。安定感のあるグリップやコンパクトに収納できるユーザビリティ、スポーティなデザインなど、今後も期待され、部門賞に輝きました。
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部門賞【インフラストラクチャー部門】 「TrainTimeDisk」
芝浦工業大学 米倉 裕加

電車の利用者が本当に欲しい情報を表示する装置
ホームで電車を待つ人は電車が「何分遅延しているか」よりも、電車が「何分後に来るのか」が知りたいのでは?という着想から考えられた作品で、これまでにありそうでなかった発想に多くの審査員がハッとさせられました。
また、遅延時間と現在時刻を確認してあと何分で来るかを計算する手間を省き、本当に欲しい情報が、高齢者や聴覚障害者などアナウンスが聞き取りづらい人々でも一目で分かるシンプルで分かりやすいデザインが高く評価されました。
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審査員特別賞 「Buffer」
首都大学東京 高橋 健太郎

ストレスを軽減させる車両の混雑具合を知らせるライト
鉄道のシステムと専用アプリを連動させ、次に到着する電車の各車両の混雑具合が分かるようにするというアイデアは、混雑を完全になくす解決策ではないものの、作品名の通りBusser(緩和する)という思考アプローチによる回避策としは良いアイデアで、実現して欲しい作品でした。
アプリに正しい情報を送る仕組みなど更に考えるべき点はありますが、多くの人にストレスを与えトラブルの元にもなっている社会の課題に意欲的に取り組んだ作品で、審査員特別賞となりました。
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入選 「true walk」
芝浦工業大学 齋藤 精一郎

正しい歩き方をサポートするウォーキングシューズ
健康のためのウォーキングも間違った歩き方では逆効果になるということから発想し、靴底の圧力センサーにより重心を正しい位置に補正してくれるシューズで、フィジカル的なものをデータ化してスマホのアプリを通じてユーザーに歩き方等の情報を提供するというのも、とても面白いアイデアでした。スマホを使い慣れていない高齢者のために他の媒体でも情報提供できると尚良いと思います。
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入選 「Hand`s」
東京都立産業技術高等専門学校 佐々木 直人

シンプルで安価なユーザー視点の新しいアシストハンド
既存のアシストハンドと異なり、よく使う3指に限定し、モーターを使ってアシストする機構は、わずかな握力でも有効な、装着者の負担の軽減を考えた素晴らしいアイデアだと思います。実際の有効性はさらなる検証が必要ですが、単なるアイデアにとどまらず、既存のアシストハンドの現状と課題、作品のバックグラウンドとなる技術的根拠など、多方面からよく研究した成果も評価されたポイントでした。
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入選 「raku-tank」
首都大学東京 田中 ひなの

待ち時間を短縮!被災者の心理を汲んだ給水タンク
一見単純なデザインですが、誰もが思いつきそうで思いつかなかったアイデアで、その着眼点に多くの審査員の評価が集まりました。シンプルな仕組みですが、被災時に水の配給待ちに並ぶ時間を短縮してくれると同時に、被災した上に長時間並ばなくてはならないストレスを軽減する、
被災者の心理を汲んだアイデアです。モノとコトを同時にデザインしていることもたいへん高く評価されました。
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入選 「片麻痺の障害者が楽しめるファッションデザイン」
西日本工業大学 ヴ ティ クエン

堂々と、楽しく外出したくなるファッションデザイン
片麻痺のある障がい者の心理的な面をファッションデザインによってフォローするという発想が評価のポイントとなりました。片麻痺を上手に(いい意味で)カモフラージュすることで行動を促し、自信を取り戻すことにつなげたいというアイデアで、障がい者に限らず誰でも使えるものにしている点も良く、片麻痺のある方への思いが強く感じられる作品でした。一方、周囲の人が障がいがあることに気づかず接してくることで新たに生じる安全面での課題をクリアできれば、さらに良い作品になると思います。
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入選 「立体福笑いだるま」
サレジオ工業高等専門学校 田畑 孔暉

すべての世代が視覚と触覚で楽しめる福笑いだるま
高齢者に馴染みの深い遊びである福笑いを現代的なビジュアルで立体化させ、簡単に遊べるようにしたこの作品は、福笑いを視覚だけでなく触覚でも楽しめるものとし、子供や家族とも一緒に楽しめるコミュニケーションツールにしています。また、感覚や脳を刺激するため、大きさや表情等をより工夫できれば、認知症の方向けのリハビリ道具として有効であることも評価ポイントの一つとなりました。
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奨励賞 「Kurun」
名古屋市立大学 近藤 優衣

点滴しながら着替えられる斬新なアイデア
24時間点滴をする患者さんにとって、人のサポートを必要とする着替えは、他人に裸を見られたり、頼みづらいなどストレスがかかる行為。この作品は、点滴をしていても自分で着替えられる仕組みです。審査員からは実際の医療現場では、異物混入など安全性への配慮から点滴チューブは見えた方が良いといった指摘もありましたが、自分で「できるのに、できない」ということに焦点を当て、奨励賞に推されました。着替えという何気ない行為からも課題を見つけた着眼点が評価されました。
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※今回は、センスウェア部門の部門賞は該当作品がございません。

過去の受賞作品

第1回(2013年度)Welfare Design Contest 受賞作品
第2回(2014年度)Welfare Design Contest 受賞作品
第3回(2015年度)Welfare Design Contest 受賞作品
第4回(2016年度)Welfare Design Contest 受賞作品
第5回(2017年度)Welfare Design Contest 受賞作品
第6回(2018年度)Welfare Design Contest 受賞作品​

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